木族の家(松本市)は、松本市、安曇野市、塩尻市とその周辺を施工エリアに新築木造住宅を手がけます。「住まいづくりは幸せづくり!」をコンセプトとする同社が本物の木や自然素材をふんだんに使うのは、丈夫で安全な、健康で快適な、そして長く住み続けられる、最後は土に還る住まいづくりを大切にしているから。お客様1人ひとりと向き合いながら、お客様にご満足いただき、つくり手としても自信がもてる家を提供するため、年間建築棟数は20数棟に限っています。
【動画】2階リビング+バルコニーの家
わずか40坪の敷地に駐車場4台分確保しながら、家族5人が明るく楽しく暮らすことを目指した住まいです。「良い家とは、住んでいるだけで身体も心も和んでゆくもの」という木族の家は、この家にどんな工夫を詰め込んだのでしょう。
外観を見て目を引くのは、塗り壁の色と対照的な長野県産カラマツで仕上げた木部です。玄関回りとともに、その風合いがこの家にあたたかなアクセントをつけている2階の一角は、実はその内側がインナーバルコニーになっています。人通りの多い道路からの視線にさらされないように、しかも家族が寛げるように、LDKは2階に置きました。インナーバルコニーはそのLDKとつらなることで、狭小敷地であっても、外の風や光や四季の移ろいを感じられるようになっています。
屋外との調和という意味では、パッシブ設計の採用により、季節ごとの採光、通風、西日対策に配慮している点も、日々の過ごしやすさのうえでポイントです。
LDKとつながるインナーバルコニー
造作のカウンターテーブル
そして、住んでいるだけで快適なのは、やはり化学物質とは無縁の無垢の木が果たす役割が大きいでしょう。木造在来軸組工法で用いた主要構造材の80%以上が長野県産材だと知れば、この工務店の素材への本気度が分かります。これも信州産栗材の床は足に優しく、美しく、温かです。そう、木でできた空間は健康的で、調湿性や断熱性も優れ、経年変化による味わいも魅力。そんな優れた素材を、住まい手にとってベストな空間に仕立ててくれる、オーダー建具や造作家具にも活用してくれる、適切な施工によりメンテナンスしやすく長持ちするよう気遣ってくれる、いずれも「木族」を名乗るプライドの表れです。
「暖房お手本住宅」をうたう同社では、エアコン式全館暖房、蓄熱式床暖房、F-CONなどエコロジーでコストメリットもあるシステムを、要望や予算に合わせて選べます。O邸ではペレットストーブを入れました。燃料は地元産の間伐材なので、この家では暮らしながらにして持続可能な社会の実現に役立てます。
きっと時が経つほど愛着をもって、長く住み続けられる住まいになるはずです。
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